JBUGを個人的欲求のために利用した話

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この記事は #Backlogアドベントカレンダー2023 by #JBUG の12月1日分の記事として執筆しています。

先週土曜日の12月9日に Backlog World 2023 が開催されましたね。

Backlog World 2023 イメージ画像
ロゴもジェイビーもとてもよい!

運営に携わった皆さん、参加された皆さん、参加していないけど X のタイムラインを追っていいねのエールを送っていた皆さん、おつかれさまでした。

私はといえば、現地参加はできずでしたが、9月から10月にかけてほんの少しだけ運営に携わらせていただきました。

携わったといっても、なかば自己満足というか、個人的な欲求を満たすために JBUG を利用したというのが正しいかもしれません。

社会から切り離されてしまうんじゃないかという怖さ

参考までに、直近の私のタイムラインは以下の通りです。

  • 〜9月下旬 : 怒涛の採用活動と新入社員受け入れ準備、業務引き継ぎ
  • 9月下旬〜 : 産休開始
  • 9月下旬〜10月上旬: Backlog World 2023 に関わる
  • 10月中旬〜 : JBUG運営離脱、本格的な出産準備
  • 11月上旬: 出産。以降育児

産休に入る前後に感じていたのは、めちゃくちゃベタで申し訳ないですが

育児休暇から戻ってきてもこれまでのようには働けないんじゃないだろうか とか

だんだん仕事感覚が鈍っていって使い物にならなくなってしまうんじゃないだろうか とか

他の人がいるからもうお前はいらんってなってしまうんじゃないだろうか とか

そもそも保育園に入れるんだろうか といった

まだ見えない未来への恐怖でした。

そんなもの、今思うとただの幻想だし、心配しても仕方ないことなんですけどね。でも怖かったのです。

仕事ができないならコミュニティ活動をすればいいじゃないの

産休に入る時期をもう少し遅くすれば良かったと思うほどに体調に何ら問題はなく、なんなら直前まで出張して同僚を戸惑わせるくらいには元気だったし、入院準備はすでにある程度終えていたので時間もあるしで、もう少し仕事がしたかった。でも産休に入ると仕事をするわけにもいかない。そして、前述のような漠然とした不安…。

「じゃあこの際コミュニティ活動をすれば良いじゃないか!?」と思い立ち、少しの間だけ Backlog World 2023 の手伝いをさせてもらうことにしました。

元々運営メンバーとしてはカウントされていたものの、怒涛の採用活動で忙しすぎて全く手が回っていなかったのが、産休に入って時間が空いたので数週間だけ舞い戻ってやらせていただいた格好です。

よくよく数えてみると、Backlog World 2023 に関わったのは2-3週間程度。短期バイトかよっていうくらい短かった。

運営の皆さんはとても優しかったので温かく迎えていただいて温かく送り出していただきましたが、私が皆さんの立場だったら「この人急にやってきてワーワー言って急にいなくなったな…」とポカンとしていたことでしょう。

約3週間のコミュニティ活動でやったこと

運営委員長やコミュマネに配慮いただき、役割は「Backlogポリス(PMO)」としていただきました。

期間が短かったこともあり、やったことは主に4つだけです。

  • 意思決定ルートの提案
  • チーム編成と役割分担の提案
  • コミュニケーションルールの定義
  • 前回のオフライン開催時のスケジュールをもとにしたWBSの作成

1. 意思決定ルートの提案

決め方を決める、的なところですね。

テキストコミュニケーションやオンラインミーティングでの話し合いの様子を見ていて、意思決定のルートがよくわからないなあ、このままだと決まったか決まってないかわからないまま進んでいきそうだなあと感じたので

  • 運営委員長が決定といったら決定とする
  • チームの細かい動きに関してはチームリーダーが決定するが、必要に応じて他のチームのリーダーと運営委員長に判断を仰ぐ

といった決め方的なものを提案しました。

2. チーム編成と役割分担の提案

これも、私が参加したタイミングでは、チーム編成と各メンバーの役割は決まっていたはずなんですが、いまいち決まっている感じがしなかったので提案しました。

本業の方でやっている組織体制の提案やジョブディスクリプションの定義の経験を転用してみました。「そりゃそうだろ〜!」と思うような当たり前のことでも言語化・文書化しておくのは大事だと思っています。

3. コミュニケーションルールの定義

議論とタスク管理と意思決定が、チャットツールとタスク管理ツールでごっちゃになることはよくありますよね。時間が限られているのにごっちゃになってしまうと「あの TODO って今誰がやってるんだっけ?!」「あ、そういえばあれやるの忘れてた!or 途中で議論が止まってた!」となり、期待するゴールに辿り着けなくなるリスクがあります。

このため過去の Backlog World の Wiki を参考に、あらためてコミュニケーションルールを定義して提案しました。

4. WBSの作成

仮置きでもいいのでスケジュールが見えることで、いつまでに何をしておかないといけないかが明示的にわかるし、直近で決めるべきことも見えて進めやすくなるはずです。

運営委員長に依頼をいただき、前回のオフライン開催時のタスクとスケジュールをもとにやらないといけなさそうなタスクを洗い出し、どのチームがやるかを仮置きし、タイムラインを見える化して、Backlog のタスクに落とし込みました。

あ、あとコンセプトの文書化を少しやったかも。そのくらいです。

もっとも、スケジュールを引いた後にフェードアウトしてしまったので、これらが何か役に立ったはわかりませんが、少なくともマイナスにはなっていないはず(と信じる)!

JBUGの皆さん、ありがとうございました

最後に、JBUGの皆さんにお礼をお伝えして締めたいと思います。

社会から切り離されると怖がっていた私にとって、今回 JBUG の活動に関われたことは、私にとって心のセーフティネットになりました。

短い期間しかやれなくて申し訳なかったですが、少しでも Backlog World 開催のお役に立てていたなら嬉しいです。

本来なら直接お礼をお伝えしたいところですが、それはまたの機会に。

さて、明日はスギミスさんです。お楽しみに!