1on1を100回やった感想
人材開発担当になって4ヶ月でやったこと で触れた、1on1についての記録です。
目次
スライド
先ほど社内LTで発表したスライドです。
実施期間
2022年11月~2023年1月(現在も継続中)
*現在、実施回数はおかげさまで140回ほどになりました。
やってみた感想をひとことで言うと
ちょっとしんどかったですが、皆さんのご協力のおかげで楽しくやらせていただいてます。ありがとうございます!
目標達成のためにやったこと
以下の2つです。
1つめ:カレンダーの予定は私から入れさせていただきました。
通常だとメンティ(1on1の対象者)が好きな時間に予定を入れる形式が一般的ですが、それだと100回は難しいかも…ということで私から定期で予定を入れさせていただきました。
2つめ: 「目標100回なのでお願いします!」を最初にお伝えしました。
1回目の1on1で、自分の目標を伝えて皆さんに協力いただきました。今回だけの話ではなく「目標を伝えて協力してもらう」というのは、達成のために割と大事なことだと改めて実感しました。
1on1 でやったこと&気をつけたこと
1. 聴く
その時に思っていること、仕事の状況、何か言いたいこと…
などをなるべく聴くようにしたつもりです。
2. なるべく対等でいる
役職や立場は関係なく、対等な目線で向き合うようにしたつもりです。
若手の方々に対しても、私が何かを教えるだけではなく、知らないことをたくさん教えてもらいました。
3. 教わったら、できそうなものは触れてみる
堅焼きおからクッキー、
シュメール人、
minpo…
自分が知らなかった面白いものに触れられました。
カッコよく言うと「即実践」でしょうか。
4. なるべく一緒に考えて答えを出す
どうしようもない場合は「~してください」と言ってしまいましたが、なるべく
「自分だったらこうする(強要はしない)」
「私も答えがないんだけど、何かアイデアはありますか?」
というコミュニケーションを心掛けました。
5. 一緒に喜ぶ、楽しむ、…やる
嬉しいことがあったら一緒に喜ぶ!
「やってね」と言っているだけだとどうなのかなと思って、先週から「毎週アウトプット」にチャレンジし始めました😬 3月末までにアウトプット10回が目標です。このブログで2回目。がんばれ私。
6. 適度に進捗確認&介入
適宜、目標の進捗状況を確認。優先度と次の一手、完了条件などを考えて
「とりあえずこの人に頼ろう。今すぐ」
「この順番でやろう」
「これはここまでやったら完了にしよう」
と整理していきました。
なお、1on1実施に際し、参考にした本は 人材開発担当になって4ヶ月でやったこと でご紹介しています。
1on1をやって、自分にできなかったこと
1. 専門的な知識が要求される業務の理解
技術的な分野など、専門知識が要求される分野については当然ながら役に立ちませんでした。
例えば、こういうフレームワークを使っていて、どう進めたら良いかわからない、という時などは「とりあえず○○さんに訊いてみましょう」としか言えませんでした。
2. 部門の運営や改善につながる直接的な活動
現状を聞いたり、提案を聞いたりことはできても、例えばその人の所属する部門の改善につながるような具体的なことはできませんでした。そもそもそういったトピックは、まず部門内で検討してもらう必要があり、介入が難しいためです。
本当に聴けたのかどうか、業務の妨げになっていたんじゃないかという不安
なるべく話を聴くようにしましたが、本当に傾聴できたのかどうか。わかりません。
1on1 なんて不要だ、業務時間が削られる…と感じる人もいたかもしれません。
何で毎回トピックを持っていかないといけないのか、面倒だ、という人もいたかもしれません。
100%、全員に満足してもらうことはできないとわかっていますが、もう少し自分に何かできたんじゃないか? あるいは、何もしない方が良かったんじゃないか? というのはずっと考えています。
来期に向けて
以上を踏まえて、来期のことをぼんやり考えています。
1つめ: 部門の話は部門内でやってもらうのが良さそう
人材開発室としてできることはもちろんありましたが、部門のことは部門でどうにかできるようにしていくのが良いのかもしれないと感じました。
なので4月からは、部門の状況に応じて、部門長とメンバーとの1on1に切り替えていく予定です。もちろん、丸投げするつもりはないので、適宜私も1on1をしたり、ヘルプが必要であればヘルプしたりしていくつもりです。
2つめ: 目標管理の運用本格化
今期は割と自由に個人目標を立ててもらいましたが、その目標がその人と組織とで何にどうつながっているのか? という連動性があまり無い状態だったかなと思います。
来期は部門長に協力してもらいながら、もう少し、Management by Objectives and Self Control = 目標と(自発的な)自己管理によるマネジメント が成り立つ状態にしたいと考えています。
小難しい書き方をしましたが、「働いていて楽しい」「成長実感がある」「貢献実感がある」とか、そんな組織であればとても嬉しいです。
何か100回やってみましょう👍
というわけで、皆さんも何か100回やってみましょう!
今日はこの辺で。